そろそろ夕暮れだ。ビール通りにもネオンが目立つようになる。ブルースで有名な、ＢＢキングズの店に入る。 私はポークのバーベキューを、マイさんはハンバーグを注文。店の中央には、バンドの演奏設備やらステージがあり、雰囲気あるのだが、 ライブは２０時からだそうだ。注文の品が出てくるまで、マイさんと雑談していたら、隣に居合わせた中年の男性から声をかけられた。 このかたは、弁護士のジャックさんで、話好きなのか、少し飲みすぎているのか、延々と話をして止まらない。 そして、急に席を立ち、出て行ってしまった。
暫くするとその方が戻り、アームストロングのＣＤを手渡された。わざわざお店まで行って、 買ってきてくれて、私たちにプレゼント。「ラッキー！」旅は、こんな出会いがあるからやめられない。 せっかく注文した食事は、すっかり冷めてしまったが、ご一緒に来られていた秘書（奥さんかな？）とも、気が合って、 楽しいメンフィスの夜を過ごせた。
今日の宿は、中心部から車で２０分くらい離れているので、ネオンの眩しいビール街に後ろ髪を引かれながら別れを告げた。 やはり、市の中心部に宿泊しないと夜は楽しめないね〜
さて、今夜の宿泊先は、空港の近くのクオリティイン。翌日、プレスリーのマンションを見るのには便利だが、連泊は駄目のようだ。 仕方ない、翌日の夜は諦め、メンフィスを離れた場所に泊まることにしよう。
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