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9月4日−2
今日は、9時13分発の氷河急行でクールまで5時間ほど乗り、そこからルツェルンまで行く予定になっている。ツェルマット駅に入線している氷河急行は真っ赤な車体と天井までの大きなガラス窓と、年々豪華になっていく感じである。
私たちの席は窓側向い合せの2席で、2等車とはいえ広々として明るい。車内には空席が目立ち、私たちの横の席もクールまで空いたままだった。会社の日本語パンフレットには「世界一遅い特急列車」となっているが言葉通り急行でいいのではと思う。列車には簡単なブッフェを取る車両はあるが、食堂車の連結はなく、名物だった斜めになったワイングラスも車内販売のお土産になってしまっていた。
予約しておいた昼食も席に配膳されるが、中身に乏しくあくまでも観光料理といった感じであった。ただ、イヤフォーンで聞ける日本語の案内は単なる沿線のガイドだけでなく、文化政治にわたりスイスを理解するのに役立った。
フィスプまでは、5回目になるため車窓の風景に目が行かなかったが、ブリークからアンデルマットまでは、急勾配を登っていく列車と車窓からの牧歌的な眺めがいかにもスイスらしい感じであった。
アンデルマットで多くの日本人団体客が下りた。氷河急行に少しでも乗車することは、やはり観光の目玉になっているようだ。ここからバスを利用すると、ベルナーオーバーランドまで意外と近いのだ。

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