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７月１６日−２
今回の旅の総括をしてみると、費用の点では出発時に立てた予算より１０万円ほど少なかった。宿泊費と食費が貢献しているが、何といってもユーロ安が大きい。昨年南ドイツに行ったとき１３５円だったユーロは、今回１１４円になって２０％も安い。２人で今回２,７００ユーロほど使っているが、ユーロ安で６万円ほど得をした計算だ。
ホテルは、駅近でインターネット可能を条件に、中の上クラスをネットで予約した。食費については、朝食は料金に含まれること、昼はカフェラテかアイスクリームのような軽食、夜は部屋食をベースにして、２日に１度は気の効いたレストランで、お水と前菜、パスタを１品だけの食事を取った。ワイン、デザート、コーヒーは注文しなかった。一流レストランでメインを取ると相当な費用になるが、１品だけでも量的には充分。メインを取らないと断られるようなお店は敬遠したこともあるが、地元の人も単品での利用をしていたし、お店でも特に嫌がるふうではなかった。
旅の満足度も上々。ただ、ドロミテではレンタカーの貸し出しに問題がある上、山道に自転車とバイクが幅を利かしドライブには相当神経を使う。車を使わないと限られた日程の中で何箇所もまわることは無理だが、時間さえあれば、定期バスを使っての観光もできないわけではない。どちらを選ぶかは、私の旅の記録が参考になれば幸いに思う。

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